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エッセンシャルズ パリと東京、表現者たちの心髄

“ C'est l'essentiel ! ” Tomoe Shinohara

ジャンルを超え、時代を超えて、数多の表現者たちを刺激し続けるアニエスベー。
その象徴であり心髄(エッセンシャルズ)ともいうべきアイテム
「カーディガンプレッション」は、
自由な着こなしと豊かな表現を可能とするエバーグリーンなマスターピースです。
ここに登場するのはパリと東京をベースに活躍し、
アニエスベーの“心髄”に共感をおぼえる5組の輝く表現者たち。
個性際立つ「カーディガンプレッション」スタイルで、
各々の“エッセンシャルズ”を語ってくれました。

大切にしているのは、学び続けること。
そして“手を動かし続ける”こと。

1995年の歌手デビューからまもなく芸能界を席巻し、ポップカルチャーの申し子、若者のスタイルアイコンとして社会現象を巻き起こした篠原ともえさん。現在はデザイナー、アーティストとして世界的に活躍する彼女は、幼少期からファッションやデザインに興味をもち、自らの手でさまざまなオリジナル作品を生み出してきたといいます。

歌手からデザイナーへ───その表現の幅を劇的に広げる契機となったのは、97年、服飾デザインに関する専門的な知識と技術を学ぶため、文化女子大学(現在の文化学園大学)の短大部に入学したこと。そんな文化学園のキャンパスを再び訪れた篠原ともえさんに、自身の根源にあるもの、“エッセンシャルズ”とは何かを伺いました。

実は卒業後も文化学園大学の図書館を利用するため、折に触れてキャンパスを訪れているという篠原さん。デザイナーである彼女のクリエーションと学舎が、いかに密接に結びついた場所であるかがわかります。

「母校だからこその懐かしいという気持ちもあるんですが、それ以上にワクワクと心が高鳴ります。思い思いのファッションを楽しんでいる学生さんたちに出会うことは刺激にもなりますし、この空間は“創る”というエネルギーに溢れている。10代の頃から通っていた私の、自分自身から湧き出すアイデアを受けとめてくれた大切な場所、それがこの学校なんです。ここに来ると、ホッとする瞬間もあれば、心が温かくなるような時間もある。それでいて新鮮なアイデアをキャッチできるんです」

そんな篠原さんは2020年、パートナーである池澤 樹さんと共同でクリエイティブスタジオ「STUDEO(ストゥディオ)」を設立。STUDEOとはSTUDYの語源ともなった学びや努力を意味するラテン語であり、篠原さん自身のクリエーションにとって「学び」というものがいかに大切なのかを物語っているといえるでしょう。

「私は、学ぶことが好き。この空間が好きなのも自然とアイデアをキャッチできるからだと思います。自分にとってのチャレンジングなお仕事や、特に気合を入れて頑張りたいときには、図書館で本のページをめくると、いろんなインスピレーションを与えてくれる。そんな体験による“学び”が大切であるということを信じているんです。

今日もアニエスさんの本を手に取りましたが、ご本人が撮った写真がとてもドラマティックですね。その時代の瞬間を想像するだけですごく楽しい。ファッションに対する想いやメッセージも綴られていて、思わず見入ってしまいました。写真でもアートでも、見たことない景色そして美しいものに目を向けると、それが私のインプットとなり、作品をつくるときに表現として形になってくれる。感じる“学び”こそが、自分の”エッセンシャルズ”であり原点だと思っています」

写真家としてのアニエス・トゥルブレからもインスピレーションを得ているという篠原さんですが、アニエスベーのコレクションをプライベートで着用する機会も多いのだとか。トルソーに着せた「カーディガンプレッション」に合わせているベレー帽も、ご自身が気に入って使い続けられているアイテムのひとつです。

「アニエスさんの服はタイムレスですよね。まさにこの『カーディガンプレッション』がそうだと思うのですが、時代を超えてずっと愛され続けているもの。そのスタイルを10代のころから見ながらも、年齢を重ねたいまも身にまとうことができるというのは、大きな悦びです。『カーディガンプレッション』はどんなコーディネートにも合いますが、今回は定番のボーダーのTシャツをセレクトしました。モノトーンのボーダーはもちろんカーディガンとも似合うし、帽子を合わせてもいい。カジュアルにもエレガントにも変身できる。アニエスベーは日常に寄り添ってくれるので、ずっと注目しています。

実は私と『カーディガンプレッション』には共通点があって、どちらも同じ1979年生まれなんです。素敵な偶然に運命的なものも感じています。今日は一目惚れしたレザーのマテリアルを選んだのですが、きっとこの作品も長く愛せるアイテムになりそうです。普遍のデザインを私たちに届けてくれる、そのスタイルに憧れてしまいます」

「本を開いたときに目に飛び込んできたのは、ファッションポートレートにアート、そしてメッセージ。アニエスさんは自身がキャッチしたアイデアをピュアにファッションとして展開していますよね。受け取る側の私たちも、アニエスさんが愛してきたものや背景までキャッチできることが嬉しい。私自身も近年創作を続けていますが、今日は自身でデザインし制作したワイドパンツと『カーディガンプレッション』を合わせてみました。アニエスさんの創作と自分自身の創作とを融合させ、自分らしくいられるスタイリングにしたかったんです」

表現者としてのアウトプットをより高めるために、学びというインプットを常に心がけ、オフィスの名前として掲げるほどの“エッセンシャルズ”として捉えている篠原さん。改めて、その想いを語っていただきました。

「これからも”学び続けること、”そして“手を動かす”ことを届けていきたいなと考えています。子どもの頃からものをつくることが大好きで、一番夢中になれる瞬間です。そのやめられない衝動というものに対して素直に、自分らしいクリエーションを放っていきたいですね。

アニエスさんは私たちにファッションを通じて素晴らしい創作を届けてくれています。クリエイターの先輩方が切り拓いた道筋を辿りながら、守りながら、学びながら、私も刺激をもらいながら、いちデザイナーとして“創る”ことを続けていきたいです」

篠原ともえ デザイナー/アーティスト

1995年歌手デビュー。文化女子大学(現・文化学園大学)短期大学部服装学科デザイン専攻卒。メディアでの活動を経て、2020年アートディレクターの池澤樹とともにクリエイティブスタジオ「STUDEO」を設立。2022年デザイン・ディレクションを手掛けた革の着物作品がニューヨークADC賞(銀・銅)、東京ADC賞を受賞。テレビ番組Eテレ「みいつけた!」ナレーション・エンディングテーマ歌唱。ラジオパーソナリティ TOKYO FM「Tokyo Planetary Cafe」出演中。

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