京都巡りで、タラ号について知ろう!
アニエスベーが2003年よりサポートし、Tara Océan (タラ オセアン) 財団により運用されている「タラ号プロジェクト」。それは、海洋探査船タラ号で世界中を航海し、海が直面する環境的脅威や気候変化の影響の調査をミッションに掲げるプロジェクトです。このタラ号の活動には、地球温暖化が海洋生態系へ及ぼす影響の調査をはじめ、KYOTOGRAPHIE2022でアニエスベーがサポートするサミュエル・ボレンドルフ写真個展のタイトルにも掲げられた「人魚の涙 (=産業用マイクロビーズ)」等のマイクロプラスチックの調査も含まれています。世界的に重要なこれらの環境問題へのアプローチを、アートの切り口を通して多くの方々に知ってもらう事を目指し、本会期中に複数拠点にてポップアップ展を開催。また、それら各拠点の巡回をよりいっそう楽しんでいただく為に、スタンプラリーも実施します。
#1 KYOTOGRAPHIE 2022 / Samuel Bollendorff “人魚の涙”展
TARA ARTIST RECIDENCY Panel Exhibition
@琵琶湖疏水記念館
4月9日(土)~ 5月8日(日) 9:00 – 17:00 (Closed on Monday)
KYOTOGRAPHIE 2022に出展中のSamuel Bollendorff”人魚の涙”展が開催されている琵琶湖疏水記念館内にて、パネル展を開催します。海洋調査船タラ号には、科学者に加えて世界各国様々なアーティストたちが交代で乗船し、作品制作を行っています。科学者は科学の力を使い、アーティストは、アートの力を使って海の現状をより広く伝えるためです。本展は、このタラ号の最大の特徴ともいえるアーティストレジデンシ―制度について紹介をする展示となります。
#2 K-NARF & SHOKO “PLASTÉONTOLOGIE PROJECT”展
@ACE HOTEL KYOTO
4月1日(金)〜 5月8日(日)
アニエスベーで2019年に開催した ”HATARAKIMONO PROJECT”のアートデュオK-NARF & SHOKO(ケナーフ&ショーコ)が、今回はACE HOTEL KYOTO GALLERYにてPLASTÉONTOLOGIE PROJECT(プラステオントロジー・プロジェクト)展を行います。
このプロジェクトは、今現在起きているプラスチック汚染が未来にどのような影響を与えるかを全ての人に考えるきっかけになることを願って始められました。プラステオントロジー・プロジェクトはアートデュオK-NARF & SHOKO発案の新しい科学と実際に行われた想像上の探査研究旅行を元に、500年後の未来に鑑賞者をタイムトラベルさせ、想像と現実の間を行き来しながらシリアスな問題へ遊び心あるアプローチで問いかけます。
#3 TARA x JAMBIO PROJECT Panel Exhibition
@アニエスベー京都BAL店
4月8日(金)~ 5月8日(日) 11:00 – 20:00
2020年からタラ オセアン ジャパンとJAMBIO(マリンバイオ共同推進機構)が共同で行っている”Tara-JAMBIOマイクロプラスチック共同調査”について紹介する展示を行います。このプロジェクトの目的は、生物多様性に富む日本列島沿岸のプラスチック汚染の度合いを調査し、生物多様性への潜在的な影響を評価すること、及び、これらの海洋の問題をこども達や若い世代に伝える事です。
#4 “TARA : A FLOATING LABORATORY” タラ号ポップアップイベント
@新風館
4月22日(金)~ 23日(土) 11:00 – 20:00 、4月24日(日)11:00 – 18:00
環境問題について考える世界的な記念日EARTH DAYに合わせ、新風館(京都)1Fのポップアップスペースにて、タラ号のイベントを開催! 会場内にはタラ号に乗船したクルーが実際に使用したダイビングスーツや、極地(北極、南極)で活動するための防寒コート、タラ号の精密な模型に加え、K-NARF & SHOKOが過去にタラ号のクルーたちを撮影しTape-o-graphという独自の手法で印刷された写真作品”HATARAKIMONO PROJECT TARA CREW”の作品が展示されます。会場内で関連書籍やグッズを購入すると全額タラオセアンジャパンに寄付され、今後の活動に役立てられます。一部のグッズは、国内ではこちらでしか購入出来ず数も限られた、限定グッズです。
(新着情報は、新風館公式HPのイベント欄でご確認下さい。)
#5 映画「マイクロプラスチック・ストーリー ~ぼくらが作る2050年~」特別上映会
@UPLINK京都
4月22日(金)~ 23日(土)18:00 – 20:00、4月24日(日) 10:00 – 12:00
同じくEARTH DAYウィークエンドの特別企画として、新風館B1Fのアップリンク京都で、アニエスベーとタラ オセアン ジャパンが日本語吹き替え版の共同制作に参画した同映画が3日間上映されます。上映後はトークセッションが予定されています。
(新着情報は、下記サイトでご確認ください。)KYOTOGRAPHIE公式HP、UPLINK京都HP
#6 トークセッション “The Future is Ours”
@Noku Hotel B1F
4月10日(日) 10:00 – 11:30
登壇者:サミュエル・ボレンドルフ / 日比野克彦(アーティスト / 東京藝術大学学長 / タラ オセアン ジャパン 理事) / シルバン・アゴスティーニ(海洋学者 / タラ オセアン ジャパン 理事) /
(司会)パトゥイエ・由美子(タラ オセアン ジャパン 事務局長)
※定員あり/下記サイトで、事前ご予約のみにてご来場を承ります。
※詳しくは、KYOTOGRAPHIEオフィシャルウェブサイトで順次アップデートされます。
スタンプラリーの詳細情報
上記 #1~#5の各拠点にタラ号特製スタンプを用意しています。そこで配布されたフライヤー兼スタンプシートに押印し該当のスタンプが集まった方へ、下記をプレゼントいたします。
- #1~#3を集めた方(配布期間4月9日(土)~5月8日(日)):先着500名様にタラ号オリジナル切手を京都BAL店にてプレゼント
- #1~#3+#4を集めた方(配布期間4月22日(金)~23日(土)):UPLINK 京都#5で特別上映される映画「マイクロプラスチック・ストーリー」を、この3日間中500円でご鑑賞いただける特別鑑賞券を各日分先着15名様限定で、#4でお渡しします。受け取った特別鑑賞券を持ってUPLINK京都のカウンターへお越しください。4月24日(日)上映(10:00~12:00)分の配布も、4月22日(金)~23日(土)の2日間になります。
タラ オセアン ジャパンで5月20日まで実施中のクラウドファンディングをご存知ですか?
タラ オセアン ジャパンでは5月20日(金)までクラウドファンディングを実施しています!
集まった寄付は下記の活動に役立てられます。
- 北は北海道から南は沖縄までの、日本列島の沿岸海域のマイクロプラスチック汚染の定量化とプラスチック汚染源の特定。
- プラスティスフィア(マイクロプラスチック粒子に付着する微生物叢)の研究。海洋生態系への影響を評価すること。
- マイクロプラスチックの現状のみならず、地球温暖化など人間活動が海洋に与える影響について、科学や、アート、教育の力を使って、こどもや若い世代、多くの皆さんに知っていただける機会を提供し、啓発活動をおこなう。
下記ボタンよりクラウドファンディングの詳細をご確認いただけます。