音楽は、せわしない日々の“余白” - 紺野彩夏
女性ファッション誌『non-no』専属モデルで女優の紺野彩夏さん。0歳から今の事務所に所属し、1歳でモデルデビュー、3歳で子役としてデビューをして以来、女優とモデルを両立しています。
そんな紺野さんが大切にしているのは、音楽に触れる時間。その原点は、幼い頃から習っていたピアノにありました。
紺野さんがピアノを習い始めたのは、3歳の頃。お姉様が習っていたこともあり、ご自宅にはアップライトピアノがあったそうです。
「母やピアノの先生から聞いたのですが、先に習い始めた幼なじみが発表会に出ることを知って、『私も出たい』とよく言っていたそうです。小さい頃は今よりもずっと負けず嫌いな性格だったんですよね」
そのピアノ教室では、リズム感覚を養う「リズム打ち」など、さまざまな音楽体験ができたそう。のびのびと音楽と触れ合いながら、高校2年生までピアノを続けたといいます。
女優とモデルの仕事をこなす日々の中で、今ではなかなかピアノに触れることが難しくなったという紺野さん。しかし、今でも音楽は、自身に欠かせない“好き”の一つだとか。
「音楽は移動中も家の中でもずっと聴いています。私は聴いている曲のテンポや歌詞でテンションや心持ちが変わるので、気分を上げたいときは『BLACKPINK』さん、少し落ち着けたいときは『マカロニえんぴつ』さん、のようになりたい自分に合わせた曲を聴くこともあります」
紺野さんは音楽を“余白”と表現します。
「お仕事は大好きですが、やっぱり忙しい日々のなかで『ゆるっとした時間』が欲しいなと思うこともあります。そんな中で、音楽を聴く時間は日々のちょっとした“余白”として、心を満たしてくれている気がします」
女優・モデルとして様々なファッションを着る機会が多い紺野さんですが、「ここまで甘めなコーディネートはとても久しぶりなので、新鮮です!」と語ります。
「ジャケットの裏地の赤のパイピングがかわいいですよね。普段は見えないけど、ラフに羽織ったときにチラッと見える感じが素敵。脱ぎ着するときにも見えるから、気分が上がりました。丈が短めで、スタイルが良く見えそうなところも好きです」と、特にジャケットがお気に入りの様子です。
幼少期からエンターテインメントの世界に身を置きながら、“好き”を楽しむ時間もかろやかに作っている彼女が今後やってみたいことは?
「いつか管楽器やバイオリンもやってみたいです。役や企画で楽器を弾いたことはあるのですが、短期間で1曲習得をしなければならなかったので、やっぱりプレッシャーを感じながらの練習でした。なので、プライベートでやるときはあまり根を詰めず、楽しいと思える範囲で、心が向いたときに楽器を触るくらいがいいですね。そうしたら生活の“ぜいたくな余白”になるんじゃないかな」
紺野彩夏
1999年6月24日生まれ。集英社「non-no」専属モデル。
「仮面ライダージオウ」(18-19/EX)で連続ドラマ初出演を果たす他、現在も数多くのドラマや映画に出演中。映画「藍に響け」(21)では、W主演を務めた。