幼い頃からの夢・モデルを“貫く” - 鈴木ゆうか
幼い頃から芸能界に憧れ、17歳で女性ファッション誌『non-no』の専属モデルとしてデビューした鈴木ゆうかさん。デビューから9年目を迎えようとしている現在、モデルだけでなく女優、リポーターなど活躍の幅を広げています。
そんな鈴木さんの“好き”が叶ったモデルの仕事。興味をもったのは小学校高学年の頃のことでした。
「隣のクラスの女の子が小学生向けのファッション誌に載ったことを知り、羨ましく思ったのがすべての始まりです。そこで初めてモデルというお仕事を認識し、『私もやってみたい』と思ったんです。その時の情景は今でも覚えているくらい、私の人生にとってインパクトのある出来事でした」
しかし、お父様からは「足元に及ばない」との厳しい言葉が。今では「軽い気持ちで言った私に現実を見るように促そうとしてくれたのだと思います」と、当時を振り返ります。
それから数年後、17歳のときに渋谷のスクランブル交差点で現在の事務所にスカウトをされ、モデルの道へ。
「スカウトをしてもらったときに『やっぱり私はモデルをやりたいんだ』という気持ちがまた大きくなりました。それで改めて両親に相談すると、今度は納得してもらえました。ずっとなりたいと言い続けていたので、いかに本気かが伝わったんだと思います」
初仕事は、とあるカメラ雑誌でした。
「私にとっては、長年の夢が叶った忘れられない一日です。今でも衣装のワンピースまで鮮明に思い出せます。ガチガチに緊張してしまい、ずっと引きつった顔をしていたと思いますが、とても楽しかったのを覚えています」
やっと叶えたモデルの仕事も、人見知りから撮影現場に馴染めず悩むこともあったとか。しかし、「納得のいく作品を作るために」と少しずつ人見知りを克服していったことで、「当時よりはかなり成長できていると思う」と、はにかみながら語ります。
モデルとして、悩みながらも着実に成長を続けているという鈴木さん。様々なテイストの服を着る機会が多い中で、今回は「パリのお嬢様みたいで、全体的にとても好きな雰囲気です。ヴィシーチェックのコーディネートが華やかで素敵ですよね」とセットアップがお気に入りの様子。
また、「セットアップは個々のアイテムで着回しがたくさんできますし、合わせて着ると気分がパッと明るくなるので、私もいくつか持っています」と語りました。
好きな仕事を続ける中で、大切にしている趣味の1つは「フィルムカメラ」。
カメラが趣味になったことで、今まで意識していなかったものにも目が向くようになったといいます。
「今までは道端の草花とか、ほとんど見向きもせずに生きてきました。でも、今では『このお花は撮ってみたいな』とか、生活のなかでそういう視点が増えたこともカメラを始めてよかったことだと思います。なにげないものに目を向けている瞬間って、心が洗われている感じがするんですよね」
愛犬や友人を撮影することも多いという鈴木さん。心のゆとりをたもちながら、“好き”なモデルの仕事も、趣味も大切にしている様子がうかがえます。
「最近では、少しずつですが『今、私になにが求められているか』が、その現場ごとに感じ取れるようになってきたように思います。自分では気づかなかったような“自分の良いところ”にファンの方やスタッフの方から気づかせてもらえることもあり、モデルというお仕事の魅力を改めて感じています。モデルの仕事を大切にしながら、今後は演技やリポーターなどにもチャレンジしてみたいです」
鈴木ゆうか
集英社「non-no」専属モデル。
2021年、テレビ東京水ドラ25「JKからやり直すシルバープラン」二ノ宮 小百合役で、ドラマ初主演を務める。
2022年、フジテレビ系列4月期水曜ドラマ「ナンバMG5」に出演、現在放送中のTBS系列7月期ドラマストリーム「パパとムスメの7日間」にも出演。
更に、NTV「ZIP!」流行ニュース キテルネ!リポーター、複数の広告モデル等、活動の幅が多岐に渡るモデル・女優。
ファースト写真集「ゆうペース」(玄光社)が発売中。