AGNÈS B. × HIRAKU SUZUKI COLLABORATION
2021年08月27日~
AGNÈS B. × HIRAKU SUZUKI
コラボレーションアイテム
"野生の記号 SIGNES SAUVAGE"コレクション発売
アニエスベーのアートに対する情熱は、今シーズンも健在です。
2021年秋冬の序章には、2005年にアニエスベーが日本を訪れた際に出会い、その作品に魅了され、
以来親交を続けている日本在住のアーティスト・鈴木ヒラクとのコラボレーションによるカプセルコレクションが登場します。
TOTE BAG ¥8,580 / T-SHIRT ¥14,300 / LEATHER PANTS ¥209,000(予価)
“野生の記号 Signes Sauvage”と題されたこの特別なコレクションでは彼の描く躍動的なドローイングをモチーフに、ファム、オム、アンファンの各ラインで展開するTシャツ、ユニセックスで着用できるフーディーなどのウェアに加え、トートバッグ、トラベルバッグそしてキャップと言った雑貨まで、タイムレスなアイテムがラインアップ。
ブラック&ホワイトを基調とした今季コレクションに、鈴木ヒラクの世界観が見事に融合しました。
SUNGLASSES ¥20,900 / BLOUSON AGLAE REVERSIBLE ¥41,800 / PANTS ¥19,800
SUNGLASSES 参考商品 / SWEAT OXNARD ¥22,000 / COMBINAISON 参考商品
BAG COLLECTION
WEAR COLLECTION
EXCLUSIVE PRE-RELEASE @ KYOTO BAL
本新作コレクションは、2021年8月27日(金)に「京都BAL」にて新しくオープンする、アニエスベーのニューショップにて先行発売いたします。
また公式オンラインブティックでも同時先行発売。
野生の記号 / SIgnes Sauvage コレクション 展開店舗
<8月27日(金)~ 先行販売>
京都BAL店、公式通販サイト Shopping Online
<9月1日(水)~>
青山店、渋谷店、新宿伊勢丹店、HOMME新宿伊勢丹店、ENFANT新宿伊勢丹店、銀座松屋Rue du Jour店、心斎橋大丸店、福岡岩田屋店、ENFANT福岡岩田屋店、名古屋タカシマヤ店、アニエスベー ギャラリー ブティック
<9月29日(水)~>
札幌大丸店、HOMME札幌大丸店、ENFANT札幌大丸店、玉川高島屋S・C店、松本パルコ店
※ショップにより展開ブランドが異なります。詳しくは各ショップへお問い合わせください。
STORY OF AGNÈS B. AND HIRAKU SUZUKI
2005年の東京で運命的な出会いを果たしたふたりは、アニエスベーのパリのギャラリー “galerie du jour” で行われた個展 “dig” (2006年)、 “GENGA and Recent Drawings” (2010年)、グループ展 “Traits d’esprits” 出展やコレクションアイテムのコラボ(2015年)を始め、これまでにもさまざまな活動を共にして来ました。
These pictorial and textual signs are fragments of my recent correspondences with A. When I first met A, our conversation went like this. (On the streets of Tokyo in 2005, when I was just another hooded B-Boy.) With Friendship and Love for Agnes B. アニエスベーに友情と愛を込めて
A: “You’ve loved drawing and writing since you were a kid, haven’t you?”
H: “Uh, yes”
A: “Then you’re a friend of mine.”
And like that, my heart was struck with light. A light I had forgotten a long time ago and I knew that I had a friend. Someone who understood my work perhaps better than I did.
From that moment on, A and I would have all the good times in the world. We would have Zubrowka together and draw/write things on stones, walls, and paper. A’s eyes always seemed to be moving back and forth between pictures and words, movies and reality. Paris, New York, wherever I went, A’s friends were there and I was introduced to them. My hero Jonas Mekas was one of them. A also told me stories of spending time with Basquiat and Picasso, both of whom continue to cast light in her heart.
(Perhaps drawing/writing is a way of finding new and familiar friends in the expanse of time and space of the universe. That’s how we connect the dots of light and acquire our own signs, I suppose.)
On A’s birthday last year, I scribed some signs that came to mind at the time, took pictures with my phone and sent them to her.
A returned the mark of love as usual.
A correspondence that will always be.
Hiraku Suzuki
June 23, 2021
これらの絵のような文字のような記号たちは、ごく最近の僕とAのやりとりの欠片だ。
初めてAと会った時の、最初の会話はこうだった。(2005年の東京の路上、僕はそこら辺にいる、フードをかぶったB-BOY。)
A「あなたは子供の頃から、絵を描くことと文字を書くことが好きだったでしょ?」
H「えっと、そうっすね」
A「あなたは私の友達よ」
この時、粋がっていた自分の心に、子供の頃に見えていた光が差し込んだ。自分の作品のことを、自分がするよりも理解してくれる人=友達がいることを知った。
それからAとは世界中で楽しい時を過ごしてきた。一緒にズブロッカを飲み、石や、壁や、紙に何かを描いたり/書いたりもした。Aの目はいつも、絵と言葉、映画と現実の中を行ったり来たりしているように見えた。パリ、ニューヨーク、どこに行ってもAの友達が居て、紹介された。僕のヒーローであるジョナス・メカスもその一人だ。Aからは、バスキアやピカソと一緒に過ごした時の話も聞いた。Aの心の中で、彼らは今も生きて光を放ち続けている。
(描くこと/書くこととは、宇宙の時間や空間の広がりの中で、新しくて懐かしい友達を見つけていくことなのかもしれない。そうやって、光の点を結び、自分の星座を獲得していくのだろう。)
去年のAの誕生日に、その時に浮かんだいくつかの記号を描いて/書いて、携帯で写真を撮って送った。Aはいつものマークを返してきた。
このやりとりは、永遠に続くだろう。
鈴木ヒラク
2021年6月23日
2020年にはアニエスベー ギャラリー ブティックにて「Silver Marker and Some Stones」展を開催しました。鈴木ヒラクの10年に渡るドローイングの軌跡を収めた渾身の作品集 『SILVER MARKER―Drawing as Excavating』の出版を記念した展示です。
本展では、鈴木ヒラクの代表的なシリーズである、シルバーマーカーとスプレーで描かれたドローイング《Constellation》と《GENZO》から、新作と日本未発表作品が紹介されました。また、2019年秋に南仏、モンペリエの美術館“MOCO Panacée”にて初めて発表した、石を素材として使用した壁画が、ギャラリー空間に合わせて制作されました。
素晴らしい才能 、鈴木ヒラク!
鈴木ヒラクと私の運命的な出会いは、2005年の東京。そのとき彼はストリートで壁に絵を描いていました。私は乗っていたタクシーを止めて、彼の作品がどれほど美しいかを伝えました。私は当時、不思議なほどパリらしい会場でファムのコレクションショーを行うため、東京に来ていました。3日後の夜、ショーのイベントで大きなボードを設置し、ヒラクがそこでライブペインティングを行う事になったのですが、大変な好評を皆さまからいただきました。
以来、私はずっとヒラクの驚くべき作品を見てきました。空虚な耽美主義に陥ることなく、高い精神性に溢れた何かを表現し続けている彼の様々な手法が、私は好きです。2015年に、ギャラリーで展覧会『Traits d’esprits』を開催した際、彼の作品を紹介しました。彼がニューヨークに滞在しているときにも会いました。
とても親しい友人となるにつれ、嬉しいことに私はヒラクから、生まれたばかりの彼の娘の写真を受け取りました。もう数年も前のことです。今やヒラクと共にクリエーションを行う彼の大切な宝物として成長した彼女は、ヒラク夫妻にとって大きな喜びに他なりません。
私たちは河出書房新社と共同で、1000点のドローイングを掲載した画集『GENGA』を出版しました。私はヒラクのドローイングのシリーズをいくつか所蔵しており、鈴木(=スズキ:地中海では最高の魚)は日本を拠点としながら素晴らしいキャリアを築いています。
ブラボー!
アニエスベー
鈴木ヒラク (Hiraku Suzuki)
1978年生まれのアーティスト。2008年東京藝術大学大学院修了後、シドニー、サンパウロ、ロンドン、ニューヨーク、ベルリンなどの各地で滞在制作を行う。ドローイングと言語との関係性を主題に、平面・彫刻・映像・写真・パフォーマンスなどから、ドローイングの概念を拡張するような制作活動を展開している。2016年より現代ドローイングの実践と研究のためのプラットフォーム「Drawing Tube」を主宰。これまで金沢21世紀美術館(2009, 石川)、森美術館(2010,東京)、ヴロツワフ建築美術館(2015,ポーランド)、銀川現代美術館(2016, 中国)、パリ日本文化会館(2015, フランス)、アーツ前橋(2017, 群馬)、MOCO Panacée(2019, フランス)、東京都現代美術館(2019-2020, 東京)など国内外の美術館で多数の展覧会に参加。著書に『GENGA』(2010年、河出書房新社)、『SILVER MARKER』(2020年、HeHe)などがある。
DISPLAY IN THE NEW SHOP @ KYOTO BAL
アニエスベーを語る上で欠かせないスピリット;映画、音楽、アート、フォト、チャリティー、サステナブル、そして草花を愛するアニエスベーの生活に根付くパピルス草… …。アニエスベーのDNAとも言うべきこれらの要素を集約したアニエスべーのニューショップが、2021年8月27日(金)、「京都BAL」にオープンします。
店内のギャラリースペースでは、鈴木ヒラク氏のアートワークが展示予定です。
アニエスベーにとっては、ファッションがアートなのではなく、
アートが常にファッションに刺激を与えるものです。
アニエスベーの発表する多くの洋服は、アート作品の媒体となっています。