Noël stories Vol.9
Artist - Audrey Fondecave
アーティストのAudrey Fondecaveさんによる、クリスマスの素敵な思い出と、この冬お勧めするアイテムをご紹介いたします。
Noël Story
12年ほど前から、クリスマスイブにゲストを招いてディナーをするようになりました。ゲストはその年によって異なりますが、いつもとても親しい友人と、初めてうちに来る人たちとが混じりあった顔ぶれで構成されます。ほとんどのメンバーが東京に家族がいないこの集まりを「Orphan Christmas (孤児のクリスマス)」と、ある友人は名付けました。私には少々悲しい響きに聞こえましたが、パーティー自体はそんな事はなく、7-12人ほどの少人数で長テーブルを囲むことで、むしろ居心地よく親しみを感じられる集いになります。
そのパーティーでは、大人と子供が一同に集まるため、何か一緒にできるアクティビティがないものかと探していたところ、「Mad Libs(マドリブズ)」というアメリカの言葉遊びを見つけました。
このゲームは50年代に始まったもので、小さな冊子として出版されており、穴あきの文章で構成されています。参加者は文章の内容を知らないまま、形容詞、名詞、動詞などを挙げていきます。全員がワードを出し終えたら、誰かがそれを空白に当て込んで、その文章を読み上げるのです。
もちろん出来上がった文章は何の意味もなさず、おかしな詩のようになってしまいます。特にこれと言ってどんな文章ができたのかは覚えていないのですが、それよ
りもみんなで一緒になって可笑しさを共有する事が、私にとってクリスマスシーズンの大切な思い出のひとつとして深く残っています。私たちの笑い声は、間違いなく通りまで聞こえていたことでしょう。マドリブズは、私の娘によるミニ演奏会や食事と同じくらい、皆がもっとも楽しみにしている時間だと思います。
もしまだやったことがない方は、ぜひいちどクリスマスイブにトライしていただきたいので、1つ文章を考えてみました。タイトルは「ザ・ツジーズのクリスマスの祝い方」。因みに、「ザ・ツジーズ(ツジ家)」は私の家族のニックネームです。
メリクリ
Recommendation
Audreyさんのおすすめは、人気の革小物から、アニエスベー手書き数字シリーズのウォッチです。
「この時計は、友人でありコラボレーターでもあるHさんにプレゼントしたいですね。彼は時間を忘れがちなので!」
【プロフィール】
Audrey Fondecave オードリー・フォンドゥカヴ
フランス生まれ。2001 年より東京を拠点に活動。ペインティングやコラージュ、インスタレーションなど、多岐にわたる表現形式を用いて作品を制作。近年は岩絵具などの有機的な素材による抽象画に取り組んでいる。また、「Too Much Magazine」の編集者、子どものための美術教育者など、多彩な顔を持つ。
Noël Gift
大切な誰かへプレゼント
大切なあの人へ、プレゼントを贈りませんか?
12月1日(水)~12月19日(日)の期間中、上記の応募番号が記載されているアイテムの中から1点選びご応募いただくと、抽選で10名様にお選びいただいたアイテムをクリスマスプレゼントとしてご指定の住所へお贈りいたします。
この機会にぜひ、ご応募ください。
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こちらの応募は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。