タラ号、新たなミッション
「タラ号 ヨーロッパプロジェクト」が始動
2023年06月23日~
アニエスベーの創設者アニエス・トゥルブレと息子で、アニエスベーフランス本社COOのエチエンヌ・ブルゴワが2003年に創設しサポートし続けているTara Océan(タラ オセアン)財団は、科学探査スクーナー船「タラ号」で世界中の海を航海し、世界中の科学者や研究所と協力しながら、海が直面する環境的脅威や気候変動の影響を調査しています。
去る2023年4月2日、タラ号の新しいミッション「タラ号ヨーロッパ プロジェクト」が、欧州分子生物学研究所(EMBL)が主導するプログラム「TREC」の一環としてスタートしました。
ヨーロッパの沿岸生態系を研究し、気候変動や汚染が生物多様性に与える影響を理解することを目的としています。
科学探査船タラ号は、ヨーロッパ沿岸の生態系の研究に2年間参加します。
タラ号ヨーロッパプロジェクトのサンプリングは、欧州分子生物学研究所(EMBL)がTara Oceansコンソーシアム、タラ オセアン財団、他70以上の科学機関と共同で構想したTREC探査プログラム(Traversing European Coastlines/ヨーロッパ沿岸生態系研究)の一環です。
この探査では、EMBLの移動研究室による陸上での生物多様性の研究と、タラ号による海上の生物多様性の研究が並行して行われます。