クラウドファンディング第2弾に挑戦!
タラ オセアン ジャパン新プロジェクトに向けて
2023年12月20日~
「Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクト」に皆様からの追い風を!
アニエスベーは2003年に海洋研究と海洋保全を目的とするTara Océan (タラ オセアン) の活動を立上げ、サポートしています。
タラ オセアン ジャパンは、2024年に新たなプロジェクト「Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクト」を始動するにあたり、クラウドファンディングに挑戦します。
ブルーカーボンとは、海洋生物の働きによって海に吸収・貯留されている炭素のことで、この炭素を吸収・貯留する海洋の生態系を「ブルーカーボン生態系」といいます。
ワカメなどの海藻類、アマモなどの海草類、マングローブ、干潟や塩性湿地などがあげられ、海藻や海草が群落をつくる「藻場」は、多くの生物の住処にもなり「海の森」とも言われています。
このブルーカーボン生態系は、地球温暖化の原因とされるCO2 の吸収源として近年注目されており、地球温暖化対策に貢献すると期待されていますが、ブルーカーボンが生み出される仕組みは複雑で、その多くはまだ解明されていません。
また、日本沿岸では近年、「藻場」が突如として消えてしまう「磯焼け」と呼ばれる現象が頻発しています。
静岡県下田市大浦湾のカジメ場の変化
いち早くこれらの問題を食い止めるためにも、日本沿岸のブルーカーボン生態系の研究が急務です。このプロジェクトの始動に際し、アニエスベーも全面的に支援をしておりますが、多くの費用がかかるプロジェクトの調査・研究・啓発活動を遅延なく計画通りに遂行するために、みなさまからのご支援も必要としています。
また、本クラウドファンディングが多くの方にとってブルーカーボン生態系の重要性や人間活動が海洋に与える影響について知る機会となることを願っています。
Tara JAMBIO ブルーカーボンプロジェクトとは
全国の国立大学の臨海実験施設の連携組織 “JAMBIO(マリンバイオ共同推進機構)” 並びにブルーカーボン研究者と協力し、日本沿岸域のブルーカーボン生態系を調査・研究し、その重要性を広く普及・啓発するプロジェクト。