TARA 活動へのサポート
2020年11月10日~
アニエスベーが2003年に設立しメインスポンサーとして15年以上にわたりその活動にコミットし、サポートしているTara Océan(タラ オセアン) 財団。この10月、11月の活動内容をご紹介します。
『プラスチックの海』公開記念
海洋科学探査船タラ号展 SUPPORTED BY AGNÈS B.
アニエスベーが今年パートナーシップ契約を結んだアップリンク京都では、11月13日(金)から全国で順次ロードショーとなる映画『プラスチックの海』の上映を記念し、海洋科学探査船タラ号の歩みをご覧いただける特別展示を開催いたします。
【『プラスチックの海』公開記念 海洋科学探査船タラ号展 supported by agnès b.】
会場:アップリンク京都
期間:2020年11月6日(金)~12月6日(日)
映画『プラスチックの海』について
多くの科学者や識者が警鐘を鳴らす、海洋プラスチック問題。年間800万トンものプラスチックが海に捨てられているという。その大半は海底に沈み、海面や海中を漂うプラスチックも永久に分解されず、マイクロプラスチックとなって食物連鎖の一部になっていく。プラスチックゴミによる海洋汚染の実態とは?そしてプラスチックが海に、プランクトンに、クジラに、海鳥に、人体に及ぼす影響とはー?デイビッド・アッテンボロー、シルビア・アール、タニヤ・ストリーター、バラク・オバマ他が出演。海と共に生きる全人類必見のドキュメンタリー。
監督:クレイグ・リーソン
配給:ユナイテッドピープル宣伝:スリーピン
原題:A PLASTIC OCEAN
100分/2016年/イギリス・香港
公式サイト:https://unitedpeople.jp/plasticocean/
TARA-JAMBIO マイクロプラスチック共同調査をアニエスベーがサポート
Tara Océan (タラ オセアン) 財団は、2020年10月より日本の大学に所属する臨海実験施設の連携組織である、JAMBIO(マリンバイオ共同推進機構)と連携し、日本沿岸海域におけるマイクロプラスチック汚染の共同調査、研究を開始しました。このプロジェクトでは、各臨海実験所の探査船を使用して調査をします。
今回Tara Océan財団は、科学者とともにアーティストも乗船し作品発表を行う、というフランスのタラ号のプロジェクトを踏襲して、各臨海実験所の地域に縁のあるアーティストを募集しました。選ばれた7組、8名のアーティストが調査に同行。2021年には、香川県三豊市詫間町の粟島で、作品展を開催する予定です。
アニエスベーもこの調査をパートナーとしてサポート。
プラスチックの採取に参加する日本全国の各臨海実験所の研究者やプロジェクトに携わるスタッフが着用する特別なTシャツ(非売品)にはJAMBIOの各拠点を示したマップをプリントしました。
2020年秋の共同調査第一弾の最終地点・筑波大学下田臨海実験センターのある静岡県下田へは、アニエスベーのスタッフが同行し、ビーチクリーニングや、砂浜、及び探査船でのマイクロプラスチック採取に参加します。
Tara Océan 財団について
Tara Océan財団(タラ オセアン財団)は、2003年より海洋環境問題を専門の科学者とともに調査する海洋科学探査船タラ号で気候変動と環境破壊が海洋にもたらす影響を研究しています。
これまでに北極、南極、太平洋、地中海などで温暖化、プランクトン、サンゴ礁、マイクロプラスチックなどをテーマとして12の探査プロジェクトを施行。世界60カ国、45万km以上を航海し、75の協力研究所や協力研究機関と共に21の科学研究分野にわたり、8万以上のサンプル採取や貴重なデータを収集しました。
日本国内にも2017年と2018年に、サンゴ礁を広範囲に網羅的に調べる「タラ号太平洋プロジェクト」の際、合計で約2ヶ月間寄港。小笠原諸島、福岡、尾道、神戸、名古屋、横浜、東京、下田、高知、沖縄などで海洋環境の講演やワークショップを数多く実施しました。
特に、2018年には香川県の三豊市に4日間滞在し市内の小学生全員を船に招待してワークショップを行い、未来を担う子供達への海洋環境教育に貢献しました。
2019年には、海洋環境問題を考えるワークショップと常設展示を行う拠点を瀬戸内海の粟島に作るため、香川県三豊市と連携協定を締結。
タラ号のクルーにはアーティストが乗船し、科学者が調べて解明して発信できることとは別に、アーティストでないと感じることができない海の状態、様子など、実際に海で体験したことを作品にして発表しています。
Tara-JAMBIOマイクロプラスチック共同調査について
JAMBIOは、筑波大学 下田臨海実験センターと東京大学 海洋基礎生物学研究推進センターの連携協力により2009年に発足。現在は、北海道から沖縄まで日本沿岸の22のマリンステーション、研究施設が連携しているネットワークです。JAMBIOとTara Océan財団の科学者は、2017年2月から4月の「タラ号太平洋プロジェクト」の経験等を基盤に、今回は日本の海域のプラスチック汚染について探査します。
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