アニエスベー環境憲章

1.長く愛用できる服

時代に左右されず長く着ていただく

ブランド設立当初から、アニエスベーは時代に左右されることのない洋服をデザインすることを大切にしています。クラッシックなルールと、街中の流行をミックスさせることで独自のスタイルを確立してきました。

 

カーディガンプレッション

1979年以来、様々なバリエーションで登場してきました。「随分前に、自分用にカーディガンをデザインしました。スナップボタンが沢山並んだ18世紀の洋服のような前開きのスウェットで、大人のための子供服、またはその逆のような服を作りたかったのです」アニエスベー

 

ワークウエア

「ある時、ファッションが複雑すぎることに気づいたのです。ワークウェアをベースにもう一度ゼロから始めたいと思いました。ペインターパンツ、ワークジャケット、建設作業員のつなぎやオーバーオールに新しい解釈を与えて洋服をデザインしました」アニエスベー

2.メイド イン フランスと現地生産

「Fabriqué en France “ファブリケアンフランス”(フランス製)とは、私が1975年にブランドを創設 して以来支援してきた、フランスの技術そのものです。その技術が消失したり、村全体が失業して しまうような事態を避けるため、産業を活性化させ続けることが大切です。それはまたフランス文化の 威光を外国に広める方法でもあります。そのために、私は2010年9月、特定の商品に『フランス製』のネームタグを付けることにしました。 私のコレクションの40%以上の製品は、フランス国内で生産することを目指しています。ある国の 1分間の工賃は、フランスの70分の1です。しかし、多くの企業が、国内生産に戻すことによって、 生産量を増やし価格を下げることに貢献できるのです。」

3.レスポンシブルマテリアル

Femme, Homme, Enfant, To b. by agnès b.製品の生地は

80天然繊維を使用

コットンといった天然繊維は、アニエスベーがブランドを立ち上げたときから最も多く使われ、そして最も大切にされている素材です。アニエスベーの代表的なアイテムである “カーディガンプレッション ”に使われている裏起毛素材などもコットン製です。

私たちにはまだまだ改善すべき点がたくさんあります。自分たちの現状を認識し、地球環境に最も配慮した方法を模索し、取り入れながら、商品企画に取り組むよう努めます。それが私たちの責任です。

より環境へ配慮したコレクション

アニエスベーでは、オーガニック素材、リサイクル素材、アップサイクルなど、より環境へ配慮した生地を使用した商品を展開できるよう努めています。けれどもまだまだ少ないのが現状です。これは、信頼のおける第3機関の国際認証を取得した生地のみを採用しているためです。今後もお客さまに信頼のおける商品のみをご提供し、より環境へ配慮したコレクションを増やしていけるよう努めていきます。

リサイクル素材を使うことが環境保護への解決策?

アニエスベーはリサイクル素材を更に使用することを目指しています。けれどもそれは環境汚染問題の解決策ではありません。例えば、ペットボトルの使用を止めれば、廃棄されたペットボトルからリサイクル素材を作る必要がなくなります。アニエスベーの本社では、ペットボトルのゴミ箱の設置は止め、ペットボトルの持ち込みもなくなりました。私たちと一緒に使い捨てプラスチックの使用を減らしませんか?

4.海への情熱と知識の共有

タラ号プロジェクトは、アニエスベーフランス本社のCOOであり、Tara Océan財団共同創設者兼会長であるエティエンヌ・ブルゴワが、アニエスベーと共に支援しているプロジェクトです。
二人は2003年、科学的、環境保護的ミッションを遂行するためにスクーナー船を購入し、タラ号と名付けました。科学探査船タラ号は世界中を航海し、海が直面する環境的脅威や気候変化の影響を調査しています。

5.ストップ ザ プラスチック!

2020年7月1日よりアニエスベー渋谷・銀座・名古屋各店のカフェでは、より環境に優しいカフェの運営を目指しています。

何度も使える陶器やガラスのコップでできる限りご提供をしていますが、テイクアウト用として、紙素材のドリンクカップ、カップの蓋、ストローをご用意しています。この取り組みにより、2021年は27,000カップ、402キロ分のプラスチックを削減しました。

 

何度も使えるリユースハンガー

商品をお店まで運んだあと、捨てられてしまうプラスチックハンガー。 回収して洗浄、そして再利用するリユースハンガーを導入しています。けれども資材を極力使わないことが一番。ハンガーの使用を減らすため、納品形態を見直して、できる限り畳んで納品するよう努めています。

 

ショッパー

2021年にお客さまのご理解とご協力により有料化を行わせていただきました。2022年はアクリル製だった持ち手を含め、全て責任ある森林管理がされた木材のパルプからできた紙製となりました!

 

レインカバー

100%リサイクル素材を使用。また一枚当たりの素材の使用量を減らすため、サイズの見直しを行い、平均28%小さくなりました。

 

オンラインブティック

2021年9月から「ノープラスチックECパッケージ」を実施。(商品保護の観点から、石油由来原料の袋に入れて商品をお届けしていますが、上記のとおり、リサイクル素材に変更します。)

紙袋 :石油由来の撥水加工を廃止。森林管理がされた木材のパルプからできた紙を採用
緩衝材:再生紙

 

商品保護のための石油由来の袋

2019年に290,000枚を発注しましたが、まだ使えるものは再利用することで 2021年の発注はゼロになりました!
商品保護の観点や運営上、袋の使用を止めたり、他の素材を採用することが難しいのが現状ですが、新しい素材を使うことを止めために、2021年から一部の袋に100%リサイクル素材を導入開始しました。現在も、より環境保護につながる方法を模索し続けています。

 

ロックス

商品にタグをとりつけるロックスは、一部を除きナイロンからコットン(生分解性プラスチックパーツ付き)に変更しました。

 

その他、iPhoneケースの外箱、シャツの衿ホルダー、革小物製品の商品保護に使われるスポンジをプラスチック製からできる限り紙製に変更しています。

6. エネルギー 消費の削減

電気使用量削減のためユニークな取り組み

2021年のオフィスや路面店の電気使用量は、2019年比で12%削減、けれども2020年比は14%増加となりました。新型コロナウイルスによる在宅勤務によるデータ使用の増大が大きく影響していますが、2022年は前年比で10%削減が目標です。使用しないライトを消す、空調の温度を適正に設定するほかに、各スタッフが20Gb以上のデータを使用していないかモニタリングしたり、 各部署毎の保存データが重複していないかを確認したり、またテレビ会議の際はカメラオフが奨励されています。

 

再生可能エネルギー

本社、渋谷店で使用しています。

7. 商品廃棄も、無駄なモノも、生み出さない

商品の廃棄は行っていません

アニエスベーでは、修理不可能な不良品を除き、商品の廃棄は行っていません。(アニエスベージャパンの不良品廃棄数:全体の生産量のうち2020年は0.0004%、 2021年は0.0002% )

年間2コレクションに制限し、商品のモデル数を削減するよう努め、適正な生産を行うよう努めています。

アニエスベージャパンでは、在庫管理はもちろん、商品廃棄に繋がりかねない返品、不良品の発生原因を追究し、対策方法はもちろん対策に繋がる商品知識も深めてもらうよう、店舗スタッフへ資料や動画などで定期的に共有をしています。そうすることで、不良品発生数は2020年は前年比で31%、2021年は12.5%削減しました。

どうしても出てしまった余剰在庫は、中部善意銀行さまを通して、社会福祉施設や在宅福祉など、支援を必要とする方々に毎年3000枚前後を寄付しています。けれども、衣類の寄付は解決策ではありません。私たちは余剰在庫を減らし、支援金でサポートできるよう努めていきます。

着なくなった衣類をお客様・スタッフから回収し、ミャンマー、ベトナムで国際協力を行っているNPO法人Bridge Asia Japan (BAJ)さまに寄付しています。

生産過程で出てしまう使用されなかった生地は、廃棄せず、ファミリーセール、フリーマーケットなどで販売したり、寄付を行っています。

衣類の廃棄ゼロを目指して、今後も取り組んでいきます。

 

その他の取り組み

GWP・ノベルティなどのプレゼントは体験型へ
お客さまがお使いにならないものはお渡ししない。
よりお客さまの心に残るものを差し上げたい。
環境配慮だけではなく、そんな気持ちからプレゼントは体験型にシフトをしています。

紙資源
一部の紙タグの素材を70%古紙利用に変更し、情報を集約することで紙タグの枚数も減らしました。
店頭で使用している紙製緩衝材を再利用することで、使用量は2019年比で、2020年は57%、2021年は54%削減をしました。2022年からは森林管理がされた木材のパルプからできた紙製を使用しています。

雑貨の化粧箱
一部の商品情報を記載したステッカーは、貼ってはがせる紙製のものを使用することで、化粧箱の廃棄削減に努めます。

8. 資源のリデュース・リユース・リサイクル

2022年3月1日にオープンしたアニエスベーの新オフィス。廃材を使用したテーブルや店舗で使われなくなったイスなどが置かれ、一部の床下には、古いオフィスのカーペットが使われています!また、大きな窓を設けることで自然光を取り入れ、電気使用量の削減も試みています。

詳細はこちらから。

また、ゴミの削減にも取り組んでいます。オフィス内に設置されたゴミ箱はたった1つ。しかも扉の中に隠されています!使い捨てプラスチックとなるペットボトルのゴミ箱は、2021年からありません。

ゴミの削減のため、各ゴミの重量を毎月測定しています。紙資源の削減のために、各部署毎に印刷枚数を記録しています。前年対比で2019年は36%、2020年は44%、2021年は19%削減してきました。2022年は10%削減を目標としています。

 

物流倉庫

お取引さまから商品納品の際にいただく段ボール箱。まだまだ使えるきれいなものは再利用しています。再利用率は、2020年、2021年共に41%でした。2022年はさらに強化をしていきます。

 

紙資源の使用の削減

オフィスでは、会議などの資料の印刷は止め、デジタル化を図りました。印刷数量は各部署毎に管理されています。

 

9. パートナーの皆さまと共に

私たちアニエスベーは、環境と社会に配慮した社会の実現とアパレル産業の健全な発展のために、「アニエスベー倫理憲章」と「強制労働不使用の誓約書」を制定しました。私たちの社会的責任を強く認識し、生産活動をご一緒に行っていただいているお取引様にもご理解、ご署名いただくようお願いしています。またこの取り組みは、日本だけではなくフランスでも行われています。これからも社会的に責任ある生産活動を促進していきます。

アニエスベー倫理憲章はこちらから

 

Initiative for Compliance and Sustainability (ICS)は、1998年にフランス商業・流通業連盟(FCD)によって創設されました。
https://ics-asso.org/

商品の生産を行う工場に対して環境・社会監査を行い、工場がコンプライアンスを遵守しながら生産できるよう責任を持って持続的にサポートします。

繊維、小売、電子機器などの分野の多国籍小売業者およびブランドで構成されており、アニエスベーも2021年9月にICSのメンバーになりました!

10. こだわりの ショップ

責任あるモノづくり

店舗の什器や備品は石油由来のものではなく、廃材や、木材、メタルなどを取り入れるようにしています。

また、ビジュアルやコルトンの廃棄削減を目指すため、通年で使えるものや長く使えるアンティークなものを取り入れることで、2021年の店頭ビジュアルの使用量を前年比で64%削減しました。

 

11. 社員一人一人の参加とコミットメント

アニエスベーでは、
経営層の理解と協力を得ながら
スタッフ一人一人が
企業活動において、また日常生活においても、
環境保護や社会貢献へコミットメントし、
アクションを起こすことが求められています。
この使命感を持ったビジネス方針は、
全世界のアニエスベーの共通認識です。

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