社会貢献

ブランドとアニエス自身が40年以上にわたって行ってきたスポンサーシップ、パートナーシップ、慈善活動を組織化するため、2009年にfonds de dotation agnès b.(アニエスベー財団・基金)を設立しました。
人道支援、文化・芸術支援、環境保護の3つの分野をメインに、識字率向上、子どもの保護、難民の受け入れ、水・住宅・医療へのアクセス、孤立した女性の支援、エイズとの闘いなどに取り組む団体やNGOと常に連携して、支援を行っています。

人道支援

SOS Mediterranee(SOSメディテラネ)

地中海で移民・難民の救助などに取り組むヨーロッパの団体です。世界で最も危険な移住ルートである地中海で苦しんでいる難民を救うために、救助船をチャーターしたヨーロッパ市民によって2015年5月に設立されました。ベルリン(ドイツ)、マルセイユ(フランス)、ミラノ(イタリア)、ジュネーブ(スイス)の4か所を拠点に活動しています。

KOLONE

諸外国からフランスに入国したばかりの若い移民や難民が、フランスでより良いフランス生活を送ってもらうため、フランス語や文化の授業を提供し、彼らを支援するため、2011年に設立されました。デザイナーのアニエスベーは数年前から活動を支援しています。

<日本でも実施している取り組み>

HIV/AIDSとの闘い

アニエスベーは25年以上にわたりHIV/AIDSとの闘いに関わってきました。
1995年からは「ご自由にお取りください」という言葉を添えて、アニエスベーショップでコンドームが配布されるようになりました。こうして毎年およそ6万個のコンドームが無料で配布されています。日本国内でも、一部のアニエスベーショップにてコンドームの無料配布を実施しています。

【コンドーム配布対象店舗:26店舗】

青山店、渋谷店、銀座松屋店、心斎橋大丸店、オム名古屋パルコ店、京都BAL、金沢アトリオ店、金沢フォーラス店、仙台エスパル店、天王寺ミオ店、渋谷スクランブルスクエア店、札幌パルコ店、松本パルコ店、祇園、新宿丸井店、北千住丸井店、錦糸町パルコ店、ららぽーとエキスポシティ店、姫路ピオレ店、サクラマチ熊本、アウトレット幕張、アウトレット酒々井、アウトレット木更津、アウトレット越谷、アウトレット沖縄、アウトレット北広島

 

また、季節に応じてコットンやウール素材で販売される赤いマフラーは1988年から続き、その収益はエイズ患者を受け入れる組織や病院に寄付されています。

WARM財団

1993年にサラエボ包囲が始まると間もなく、アニエスベーはパリから2時間足らずの場所で戦争が起き、包囲された市民たちが貧窮していることへの怒りに震えながらハートのモチーフをデザインしました。そのハートをあしらったピンバッジはアニエスベー全店で販売され、売上金はサラエボ市民の食料や薬を送っていた「プルミエール・ユルジャンス」という団体へと寄付されました。 現在は、サラエボだけではなく、世界の紛争に取り組むアーティストや研究者を支援するWARM財団へ売上収益の寄付を行っています。

SOS地中海協会:SECOURS AUX MIGRANTS(難民救済)

2000年以来、3万人以上がヨーロッパの海岸線にたどり着こうとして地中海で亡くなっています。リビア・イタリア間の海は、現在世界で最も危険な移動ルートです。この悲劇を変えるため、2015年にヨーロッパ市民が結集して、移民・難民の救助などに取り組むヨーロッパの団体を2015年に設立しました。ベルリン(ドイツ)、マルセイユ(フランス)、ミラノ(イタリア)、ジュネーブ(スイス)の4か所を拠点に活動しています。

“GILBERT & GEORGE”が制作したコロナ禍に対するメッセージをプリントしたアーティストTシャツ

ギルバート・プロッシュとジョージ・パサモアの二人からなるイギリスのアーティスト・デュオ“Gilbert & George”が制作したコロナ禍に対するメッセージアートを、アーティストTシャツシリーズから発売。

“DON’T CATCH IT! DON’T SPREAD IT! DON’T GET IT!” (感染しない ! 拡大させない! 感染させない!) という力強いメッセージがプリントされています。

この商品の収益はアニエスベーのチャリティ活動の一環として、イル・ド・フランスにあります39の教育病院を支援するAP-HP FONDATIONへ全額寄付されます。

環境

文化・芸術

La Fab.(ラ ファブ)

アニエス・トゥルブレ寄付基金は、たくさんのアーティストが創造するプロジェクトをあらゆる過程で毎年支援しています。支援はプロジェクトのスタートだけでなくそれを公開するまでのレベルに及び、その目的は、アーティストの作品を一般の人々だけでなく専門家にも披露できるよう支援することでもあります。

アニエスベーは、“les amis des beaux arts”(レザミ・デ・ボザール[:les amis(レザミ)とは友人や友達の意]) 賞を通して学生や卒業生などの若いアーティストたちの創作支援をサポートすることで、芸術における個の尊重を支援しています。この賞は彼女がフランスで有名なパリの美術学校であるl’École nationale supérieure des Beaux-Arts(エコール・デ・ボザール:国立高等美術学校)と共同で2007年に設立したものです。

2020年2月に、アニエスベーはさらに大きな一歩を踏み出しました。パリ13区のジャン=ミシェル・バスキア広場にLa Fab.をオープンすることで、長年の夢を実現させたのです。この施設は、800㎡の展示スペースと190㎡のGalerie du jour(ギャラリースペース)に分けられたアートに捧げられた空間となっており、150㎡のブックストアも設置されています。

展示スペースでは、アニエスベーが個人的に収集したコレクションをテーマごとに分けて展示しているだけでなく、1984年からアニエスベーが行っているギャラリー活動で収集された特別なアート作品の展示にも意欲的です。(このギャラリー活動はパリ市内の別の場所にありましたが、現在はすべてLa Fab.と同じ屋根の下に移動しています。)

また、ギャラリースペースでは、絵画、写真、彫刻、家具などの作品が展示され、すべて購入することができます。アーティストたちの作品が人々の目に触れ、アーティストの利益を生み出します。

パリのLa Fab.のギャラリーの延長として、アニエスベー ギャラリー ブティックが東京の青山とニューヨークのハワードストリート、香港に設置されています。

子供から大人へ

2023年は、アニエスベーが担う社会的責任とその取り組みを見つめつつ、ギャラリーの立場から、社会に貢献する方法を模索した1年でした。

展示に使用した梱包資材の再利用やアップサイクルに挑戦する一方で、アーティストの創造性に制限を加えかねないジレンマにも直面しました。 この過程で、東京・下北沢ADRIFTで実施した「キッズ・アトリエ」プログラムや、「能登半島地震子ども支援チャリティーイベント」などの取り組みは、アートを介することでより参加者の広い共感を引き出し、新たな機会を創出できるのではと考えるきっかけとなりました。

サステナブルプロジェクト#33(2024年)では、大人が子供に知識を伝えることや、子供だけが楽しむ活動を提供することを目的とせず、従来の「大人から子供へ」の伝達から、「子供から大人へ」という視点を大切にします。

大人と子供が共に考え、行動する機会を生み出し、時に子供の視点から大人に重要なメッセージを伝えることを目指します。

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